採用コンサルティング事業の「コンサル支援カリキュラム」をアップデート!
こんにちは!人事の石川です。
先月、新規プロダクトである「ジョブテスト」を正式リリースしたHeaR。今後はプロダクトのグロースにも注力しますが、採用コンサルティング事業にも引き続きコミットしていきます!
そこで今回は年末から年始にかけて行ったカリキュラムアップデートにフォーカスしてお話します。※カリキュラムとは、HeaRの知見をまとめ上げた「手引き書」のこと
勝ちパターンの創出を目指した、今回のアップデート
──採用コンサルタントが活用している「カリキュラム」
「カリキュラム」とは採用戦略、ブランディング、候補者体験、といった採用のご支援方法について多岐にわたって記されたものです。コンサルタント業務は属人的になりがちのため、誰が担当しても高水準のアウトプットが出せるように作られました。これまでは標準化されたカリキュラムを応用して使っていましたが、個別化が必要だと感じてアップデートに取り組みました。
今回のアップデートの目的は「勝ちパターンの創出」です。私たちのメソッドを100発100中でお客様の成功につなげるためには、勝ちパターンの幅をもっとつくる必要があると考えました。採用活動には、業界、業種、企業規模といったさまざまな点で変数が生じます。それを完全に標準化するのは難しく、可能な限り個別化したカリキュラムを作る必要がある、というのが今回の取り組みの背景です。
── カリキュラムアップデートの裏側
今回のアップデートに関しては、コンサルタントメンバーが手を挙げて有志メンバーを集めて実施。昨年12月から社員4人と代表大上の5名でプロジェクトがスタートしました。しかし、業務を兼任するメンバーも多く、進捗がよくないという課題にも直面しました。そこで、1月に半日合宿を実施して、ミーティングルームで集中して作るといった工夫もしました。
半日合宿では、2チームに分かれカリキュラムの完成を目指しました!
HeaRがつくる「自社の魅力発掘メソッド」
── 最初に出来上がったカリキュラムとは
まずは、SES企業様向けのカリキュラムを作成しました。私たちがご支援している企業様のうち7割が、エンジニア採用を強化することを目的としてHeaRを選んでくださっています。SES企業様からご相談いただくことも多く、お話を聞いてみると、ほとんどの場合で共通した課題感を抱えていらっしゃいます。自社のどういった点を魅力として推せばよいのか分からない、結果として母集団形成が難航している、といったものです。共通課題を解決するためにも、最初はSES企業様向けのカリキュラムの作成に取り組みました。
── アップデートによって生まれた結果
自社の魅力を可視化するチェックシートを新たに作ったことで、SES企業様向けの「勝ちパターン」が見えるようになりました。SES企業様のことを網羅しているため、提案時に「御社は◯◯とXXが弱いように思うんです」とカリキュラムを見せながら話すと、強く共感していただけるようにもなりました。「これなら勝てるイメージが湧く」「採用力強化できそうだ」といった声を多数いただいています。
── 取り組んでみて大変だった点
カリキュラムには、「これが絶対に正解」というものはありません。コンサルタントの一人ひとりがさまざまな経験を積み重ねているので、アウトプットとして集約するのは容易ではありませんでした。「場合によるよね」「こういったケースはどうする?」というような話で悩むこともありました。
── 取り組んでみてよかった点
コンサルタントは全員、お客様にしっかりコミットして成果を出したいという思いが強いです。今回のアップデートを通して、コンサルタント皆さんの成功体験を集め、一体感を持って取り組めたのは組織として良かったです。自分が担当する企業のみならず、会社としてすべてのお客様に向き合っていこうとする姿勢が強まりました。
自社の変化で言えば、業務の効率化につながりました。これまで企業様ごとに個別で資料を作成していましたが、業界を網羅したカリキュラムがベースとしてあるので、リサーチの時間がかなり削減されました。そして、コンサルタントの知識の差が埋まり、誰が担当しても一定の高いレベルで支援できる体制が整いました。「あなただからうまくいった」も素敵なことですが、「HeaRだからうまくいった」とまずはお客様に実感いただける体制を作っていきたいと思います。
カリキュラム例)方針が決まったら、実際のご支援の流れや各フェーズで実施すること、具体的なご支援内容をドキュメントや資料にまとめていきました。
カリキュラム例)SES企業様向けには、求人に必要最低限入れたほうがいい情報リストを作成しました。
── 採用支援で大事にしていること
「再現性」を大事にしています。ご支援している期間だけ成功させるのではなく、お客様ご自身が自立して、自分たちだけで成果を出せるようにしていくことを大事にしています。HeaRが関わらなくなって採用がうまくいかなくなるならあまり意味がないと思っています。HeaRの大切なコンセプトである「愛」と「青春」を感じていただけるように、長期的な観点でご支援しています。
── 今後のカリキュラムアップデートについて
全部で10個ほどの個別化したカリキュラムを作成する予定です。パワーが必要なプロジェクトなので、日々の業務とのバランスを取るのは難しいですが、引き続き取り組んでいきます。HeaRは「プロダクトは永遠のβ版」という考えを持っているので、今回完成したカリキュラムも含め、アップデートをし続けるという思考を忘れずにいたいです。
──「 プロダクトは永遠のβ版」とは
「コンサルティングは労働集約型だから、プロダクトとは無関係の世界」と言われることがあります。しかしHeaRでは、コンサルティングや組織のデザインなど、あらゆるものをプロダクトと認識しています。そうすると、進化していないことに違和感を抱きますし「どんどんアップデートしていこう!」という、自然な流れも生まれてきます。今回のカリキュラムアップデートも、「永遠のβ版」というカルチャーが根付いているからこそ、派生した取り組みでした。
── 最後に
今回の記事ではカリキュラムアップデートにフォーカスしてお話してきました。記事を通して、HeaRの採用コンサルティング事業にかける熱量を感じとっていただけたら嬉しいです。
もし、少しでもご興味いただけたなら、ぜひ一度カジュアルにお話しましょう!